イヤイヤ期に悩む親に知って欲しい!対応が楽になる3つのポイント!
子育てをするなら誰しもが通る難関『イヤイヤ期』。
頭がハゲるほど悩む親も多いのではないでしょうか。
しかし、実はその理由と対処法を知っていれば、意外と簡単に解決するものなんです。
ここではそもそもイヤイヤ期とは何か?
また、実際に僕が調べて実践しているイヤイヤ期の対処法と、他のお母さんお父さんのエピソードを紹介します。
そもそもイヤイヤ期とは?
主に2~3歳の頃にくるイヤイヤ期ですが、これには"脳"の"前頭前野"という部分が深くかかわっています。
"前頭前野"は衝動的な欲求を抑える役割がありますが、ここが未発達だと欲求を抑えることは出来ません。
しかし、子供は1歳過ぎると"自我"というものが芽生えてきます。
それと同時に好奇心がわき「あれやりたい」「こうしたい」などが出てきます。
この欲求が満たされないと「イヤイヤ」が出てしまうのです。
個人差はありますが3歳過ぎるまで発達しないそうなので、気長に待つしかありません。
ではイヤイヤ期の子供にはどう接したらいいのでしょうか?
親にも子にも優しい効果的な接し方
一言にイヤイヤ期と言っても子供や状況によって様々ですが、今回は良くあるパターンを2つ紹介していきます。
1.言うことを聞かず泣きわめく
座り込んでてこでも動かない、地面にひっくり返って泣き喚く。
これはまさにイヤイヤ期の特徴ですね。
こんな事をされるとどうしてもカッとなって怒鳴ってしまう親も多いのではないでしょうか?
しかしこんな時は強制や怒鳴りつけるようなことをしてはいけません。
怒りが沸いたら頭の中で6秒数えましょう。
人間の怒りは6秒がピーク。その後は消えてしまうそうです。
そして子供を引き寄せその後にある楽しい事を伝えてあげましょう。
例えば「じゃあ帰ったらオヤツ食べようか」とか。
この時期の子供は基本的に目の前の事しか頭にありません。
なので、オヤツというワードでご機嫌を取りつつ誘ってあげるのです。
「でもオヤツ食べすぎにならないかしら…」と心配ならオヤツじゃなくてもいいですよ。
オモチャで遊ぼうとか、テレビ見ようかとか。
その子、その時で合わせてやれば良いのです。
ここのポイントは子供の好きな物に頼る事です。
物に頼るのは悪い事ではありません。
何より悪いのは、そのまま怒ってしまい親も子もストレスを抱えることです。
これは健康にも教育にもよくないので、なるべくお互いが気持ちよく解決できるように工夫してあげてください。
2. 叩く、投げる、乱暴する
これは他人にするときと、家族にするときとで少し違ってきます。
まず他人にするときは、単に怒りなどの負の感情を表しています。
しかし、どんなに嫌なことがあっても乱暴は良くありませんね。
なので子供の気持ちをしっかりと受け止め、叱ってあげてください。
例えば抱きしめながら「そっか。こうされるのが嫌だったんだね。でも痛い事するのはだめだよ。ごめんなさいしようか。」といった感じです。
ここのポイントは抱きしめながら。子供の行動を制御しながら愛情を注げる一石二鳥です。
次に家族にするときです。
これは甘えですね。
暴力は悪い事だとわかってる。でもどうしようもない気持ちがある。
そんな時に一番安心できる親についつい乱暴をしてしまうのです。
なのでこの時は叱らないで上げてください。
悪いとはわかってます。
ここでも思いっきり抱きしめて、子供の気持ちを代弁してあげてください。
例えば「こうしたかったんだね」「そっか。嫌だったね」などと子供の気持ちを親が言葉にするのです。
また、10歳まで沢山「甘え」を受け止められると、人の気持ちが分かるいい子に育つと言われています。
イヤイヤ期を受け止める!
イヤイヤ期の行動は子供によって様々。
なので正直「これが正解!」というものはありません。
しかし、どれも共通するのが「子供の意見を尊重、理解し受け止めること」です。
言う事を聞かないときは、基本的に目の前の事にこだわっているだけなのでそのたった一つのやりたい事を探ってやらせてあげてください。
もしくは気持ちを変えられないだけなので、何か楽しい事でリフレッシュしてあげてください。
例えば「ズボン履かない!」というのであれば「なら他のことしよっか」と楽しい事をするよう誘導します。
しばらくしてから「楽しかったね!じゃあズボン履こうか」というとすんなり履いてくれることが多いです。
他の人はどうしてる?
実際に他の人のエピソードを見てみると、意外とシンプルな対処法だったりします。
他の物に興味を持たせる
3歳の女の子のママです。今やっとイヤイヤ期も落ち着いてきて穏やかに過ごせる日が増えてきました。
娘は1歳半頃からイヤイヤ期が始まり、何をするにもとにかく「イヤ!」。
トイレもイヤ、お風呂もイヤ、ごはんも、お昼寝も、お着替えも…何もかもイヤだと駄々をこね、少し気に入らないことがあると泣き叫び、手が付けられない状態でした。
ある本で、イヤイヤ中の子どもに別のことを提案したら、あっさり泣き止んだとうのを見て早速実践。娘はスマホ型の音が鳴るおもちゃが好きで、よく遊んでいました。
ある日、自分で箱のふたを開けたかったらしく、苦戦していたので、私が代わりに開けると「ギャーーーーー!」。
ヤバいと思ったのですが時すでに遅し。そこから怒涛のギャン泣きが始まりました。こうなるともう手が付けられません。
そこで、試しに、娘の好きなスマホ型のおもちゃをもってきて、「○○ちゃん、ママからお電話です。」と言ってそのおもちゃを渡しました。
すると、なんと泣き止んで、おもちゃを耳に当てて「もしもし~」と言い始めました。
私も、やったー!!と思いながら自分のスマホを耳に当て娘と会話「○○ちゃん、今日のご飯何食べたい??」「うーん、めんめん(うどん)!」。
さっきまでのギャン泣きが嘘のようにご機嫌になりました。うちの娘にはこの「気を散らす・別のことに興味を持たせる」と言うのが効果的だったようです。
ベテラン保育士の経験
>2歳の男の子が「ズボンはきたくない!」と言ったとき、先生は「イヤなんだね。それなら、もう少し待ってるね」と、しばらくそのままに。
0歳児クラスの赤ちゃんが泣き出したので、男の子と先生で一緒に頭をなでて泣き止むのを待ち、そのタイミングで「ズボン、はいちゃおうか?」と声をかけると、男の子はサッとズボンをはきました。
自分の思いが満たされれば、子どもは気持ちを切り替えて自分から行動できるようになるのです。
たった一つのことをやらせる
ウチにも二歳の子がいます。いわゆるイヤイヤ期で、何を勧めても嫌がられてしまいます。最初のうちは、それに振り回されて参っていました。子どものイヤイヤ、否定、拒絶の姿勢は疲れますよねー。
赤ん坊時代が泣くことでしか自分を表現できなかったように、二歳くらいはまだまだ、本当にやりたい、たった一つのこと以外は、全部NOで答えることしかできないのでしょうね。
そのやりたいことは、静かにママのそばで座っていることかもしれません。
ときには、ほっといてもらいたいんだけど、そばにはいて欲しいことかもしれません。
本当に これなの?って思うくらい意外な答えであることが多いので、100のうち99は地雷ですから、
なるべくそっと優しく、今夢中になっていることを継続させてあげると良いと思います。
本当に、そのときにやりたがっている、その一本だけを子ども自身に選ばせて、やらせてあげて、あまり干渉しない方が心が楽です。
もちろんハサミやライターなど危険なものを持った時は思いっきり叱って、そのあとハグしながらあなたが大切だからなんだよ?
と伝え「ハイ」をきちんと言えるようにしつけています。
おわりに…
イヤイヤ期は親にとってはとても疲れるものですが、大事な子供の成長の証です。
お互いにストレスを感じすぎないよう、工夫して過ごせるといいですね!